2013/03/18

辛子色


朝までに作品が1つ完成したので

今日は思い切って市街へ出掛けることにしました。

行き先はヘルシンキからバスと電車で1時間くらいのところにある

あの、映画かもめ食堂にも登場した”ヌークシオ国立公園”。

夏は一面に広がる湖も今は厚い氷に覆われていて

その上をスキーするも良し、歩いて渡るのも良し。


 サングラスをして真っ赤なほっぺたのフィンランド人と、


アラブの帽子をかぶったマンモスに遭遇!

 
それに森の中は宝物の宝庫です。

春の訪れを告げる花の蕾は

柔らかく真っ白な産毛に覆われてふかふかのムートンみたい。

湧き水が作った

自分たちと同じくらい背丈のある氷の柱はダイアモンド。

子供達はそれを大切そうにソリに積み込んで、

きっとこれから街に売りに出掛けるんだな笑


私たちの1番の楽しみはやっぱりこれ。


















マッカラー!!!(ソーセージ!!!)

森で火を焚いたら、もう絶対マッカラ!

焼き肉でもなくトウモロコシでもなく、マッカラ!!

森の中で炭火でじっくり焼いたマッカラは格別においしい。

お皿もフォークもいらないし、ゴミも全然でない。

買って来たマッカラをポンとカバンに詰めるだけ。

シンプルなフィンランド人らしいな。


こんな風に森を1日楽しめるのも、

陽が長くなってきたおかげ。

太陽のおかげで、みんなソワソワ活動し始めたような雰囲気です。

冬眠から醒めて洞窟からでてきたクマみたいだ。


ちなみにこれはソーセージに欠かせないマスタード。

ハニー入り。





2013/03/10

二人静

※二人静...深く渋い紅紫


先週末、大切なものを手作りしてきました。
 

色々とナイショですが


きのこの群れに出逢いました。



桜色


日本にいる母が毎月のように送ってくれる荷物。

中味は、お米に桜でんぶにキノコの山、、、

懐かしい食べ物が季節に合わせて色々送られてきます。


Jaakko はその箱が届くと可笑しそうに言います。

"日本からのサバイバルグッツが届いたよ!"


フィンランドにだってお米くらいあるのになあ、いちよう先進国だぜ、、、

と彼はいつもきっと不思議に思っているに違いありません。

日本米を食べて”あっーうまい!やっぱり日本米だ!”

と呟く日本人はやっぱりフィンランド人から見ると可笑しいようです。


それはさておき、今回の"サバイバルグッツ"笑 の主役はこちら!!!


フィンランドで初めて作る日本食ていうのは色々あるものですね。

人生で初めてお鮨を握ったのもフィンランドの北極圏だったな。


無いものは作るしかない! てことで、Jaakko と共同制作!


あんこを丸めて(なんだかでこぼこのあるけれど、、)


生地を焼いて、 (形が歪だけれども、、)


 桜の葉で包んで、




ハイ!完成!!!あら意外とそれっぽいじゃない!


あんなに普通にいつも食べていた物がこんな風に作られていたなんて。

小学校の自由研究みたいなわくわく感でした。


とらやの桜餅もいいけれど

でもフィンランドの手作り桜餅も、また良し★


まだまだ一面真っ白な窓の外を眺めつつ

日本の春をいただきました。