2012/10/18

懐かしの味

母がヘルシンキ滞在中、ぜひぜひおねだりしたいことがありました。

”料理好きな母が昔良く作ってくれた、あのロールパンをぜひもう一度食べたい♥”

実は先月、パンというものを焼いてみました。Jaakkoも私も生まれてはじめてのこと。パン粉の袋に書いてあるものすごく大雑把なレシピを見て、なんだ意外と簡単だね!と言いながら作ったら食べた瞬間私とjaakkoの口から同時に出た言葉は「石みたい」by 私「木みたい」by Jaakko。そう、だから外はカリッと中はふわふわな母のロールパンを伝授してもらわなくっちゃと思いつきました。

パンは100回こねるのが大事!とのこと。こねるというよりおもいっきり台にたたきつけます。これはよく覚えてる。私が小さい頃よく台所からバンバンとものすごい音がしてびっくりしたのを覚えています。それから発酵をしっかりさせること!お腹が空いていてもしっかり膨らむまで待たないといけないんですね。

そしてそして、ロールパンの完成!


これこれ!小さい頃、このパンの端っこから穴を空けて中のフワフワな部分をほじくってそこにたまごを詰めて食べるのが大好きでした。これぞ、パン!自分が作った訳ではないのにJaakkoも私も大満足です。

その後も母の料理教室は続きます。


デザートもやっぱり食べたい!洋梨のタルトも作ってくれました。これも昔、我が家でよく食べたなあ。おいしいんだ。

出来たてのパンはサーモンスープと一緒にいただきました。 外のレストランで食べるご飯もいいけれど、やっぱり家の味が一番!心も体もポカポカになりました。

ちゃんと伝授してもらったから、次はぜひ私に作ってね Jaakko♪









2012/10/14

さんぽ


先週、ヘルシンキに母が来ていました! 新潟佐渡の新米、芋焼酎はもちろん笑、私の頼んだ面倒な画材やお土産なんかをスーツケースにたっぷり詰めて、はるばる日本から来てくれました。さーて、1週間のフィンランドツアーのはじまりです。

来て次の日、今までずっと雨だったり曇ったりだったヘルシンキに、スカッと青空が広がりました。最高のお散歩日和です。ヘルシンキはとっても小さな町だから観光地巡りは1日あれば十分。それより街の中の公園や海岸線なんかをのんびり景色を楽しみながら歩くのが最高の贅沢なんです。


今は紅葉の真っ盛り。街のあちこちで真っ黄色/真っ赤に染まった木々を目にします。植物が大好きで、植物博士に昔なりたいと思っていたという母は、この国の植物が気になって仕方ない様子。どうして紫陽花がまだ咲いているのかな、松の木がどうしてここに生えているのかな、あのベランダの花は夜の間部屋にしまうのかな、、普段おいしそうな木の実を見てそれが食べられるかどうかばかり気にしている私にはとても答えられない質問でしたが、でもこの国にいたらそのうち植物に詳しくなるのかもしれないな。

そんなことを考えながら、
 ヘルシンキのセントラルパークの森を、、、


南に広がる海岸線沿いを、、、
 

休むことなくひたすら歩く!!!

気持ちはのんびり歩きなのですが、実はそれは夏の間だけ。冬に近くなると、みんなの歩く早さはどんどんスピードアップします。だってせっせと歩かないと寒くていられないのだもの。この日みたいに風が冷たい時は、せっせと歩かなくっちゃ。

そんなこんなで我が家に着いたのは夕方遅く。朝からよく歩いたー、、と思ってさて何処をどうやって歩いたか調べてみました。なんと!今日のお散歩、合計20km!

こんな散歩に付き合ってくれた元気な母に感謝★


散歩の後は、母がフィンランドのおしいいサーモンで和食を作ってくれました。久々の母ご飯はやっぱりおいしい。これだけ歩いた後だから私もJaakkoもペロっといただきました。

今日はぐっすり、おやすみなさい!