2012/09/28

西の空

部屋の窓から見える景色。随分と陽が暮れるが早くなってきました。1ケ月前は夜の9時くらいまで明るかったような。夏の終わりがきて、街を彩る光の色が少し鈍くなってしまったのを惜しんでいるうちにあっという間に秋が来て、気がつけば雪が一面に広がる冬が来る。

カフェのテラスで太陽を燦々と浴びながら顔を真っ赤にしてビールを飲んでいたおじさんも、公園の芝生で仰向けになって気持ち良さそうに昼寝していたお兄さんも、今はもうマフラーをしっかり巻いて足早に町を歩いていきます。

「1年の半分が冬。夏の間にしっかり充電しておかなきゃね!」jaakko はいつもそう言っています。まるであのレオレオ二の絵本に出て来るねずみのフレデリックみたい。長い冬にそなえて夏の間に太陽の光やたくさんの色や言葉を集めるフレデリック。もしかしたらここの人達はみんなそうやって長い冬を乗り越えていくのかな、、、

そんなこと考えてるうちに、さっきの夕日はあっという間に沈んでしまった。








2012/09/22

Dear friends

大切な日のために、大切なみんなに★


コースターを作りました!

2012/09/21

Helsinki Design Week 01


先週はヘルシンキデザインウィークでした!日本のように大規模に、とはいきませんが、町のあちこちで様々なイベントが開催されます。

今回は9月7・8日にカアペリで開かれたデザインマーッケットの紹介。カアペリは、フィンランド最大の通信機器メーカーノキアの工場跡を現在イベント会場やギャラリーとして利用している場所です。









大きな倉庫のような建物の中に、各ショップがそれぞれブースを作っていて、marimekko、VALLIVA 等の大きな会社をはじめ、小規模なお店もたくさん出店しています。

 

どこも色が綺麗で、ちょっと素朴なところがフィンランドらしい。1件のテキスタイルのお店で、キッチン用の布巾を購入しました。日本のように工場がなかなかみつからないフィンランドで、どうやって生地を染めているのかちょこっと訪ねてみて驚きました。

”全部、私達で手作業で染めているわ。プリントしたら、裁縫の得意な女性のところに頼んで縫ってもらうの。すべてフィンランドで作っているのよ”

なるほど。そうだったんだ、、ある程度(私の中では)知られたブランドだと思ってたけど全部手作り!だったのね。てっきりエストニアとかに発注してるものだと思ってた。この独特の素朴な雰囲気はそういうところからあらわれているんだろうな。

大きな会社や工場がいくつもないフィンランドで、物作りをしていくこと。

色々と考えなくっちゃ!いつか私もお店を出せるように★

2012/09/15

リンゴを人生で1番食べた日

先日、”リンゴ摘みに行こう!”と Eeva から連絡がありました。”リンゴ摘み??" なんだか想像がいまいち湧かなかったのですが楽しそうなので行ってみることにしました。ヘルシンキから車で15分くらいの、町からちょこっと行ったところに一般の人が土地を借りて好きなように果物や野菜、植物を育てることの出来る日本でいう家庭菜園のできような場所があります。


ひとつひとつの庭に、なんだか小人が住んでいそうな小さな家が建っていてその中の一軒にお邪魔しました。


家の中は小さいけれど一通りの家具が揃っていて、”現実逃避したい時にとっておきの場所” なんだとか。そしてこの家具たち、すべて誰かから譲り受けたものなんですって。カフェで働いていたおばあさんのおさがりだったり、セカンドハンドショップの物だったり。右上の旗は余り布から自分で作ったフラッグ。物を長く大切に使うフィンランド人の人柄がよくあらわれてる。

さあ、リンゴ摘みはじめよっか!


今日は日本からのお客さん、Nobu も一緒です。


棒でつっついて木をゆらして、ボトン!  ボトンボトン!!てリンゴが落ちてきたら、みんなでそれを集めて。最初はすごく楽しくて夢中になって集めていたんだけど、摘んでも摘んでも上を見上げるとたくさんのリンゴたち。”毎年何キロくらい穫れるの?”と訪ねたら”だいたい100キロくらいかな” だって!

それもそのはず。見てこのたくさんのりんごたち!!



これで今日の分は充分。これでジュースやジャムをつくるんだって。去年作ったジュースをいただいてすごーくおいしかったのを思いだして納得。首都ヘルシンキからこんな近くのところにこんな素敵な場所があったなんて!

リンゴを口に頬張りながら、 とても幸せな1日でした。








2012/09/13

サマーコテージ


ちょっと月日をさかのぼって先月のこと。ヘルシンキから電車と車で3時間くらい行ったところにあるJaakko の友達のサマーコテージにお邪魔しました。"サマーコテージ" というと日本でいう"別荘"と思うかもしれませんが、ちょっと感覚が違います。彼等の言ういわゆる”ナイスなコテージ”は、電気も水も通っていなくて、車が走る音が全くしないような森の奥で、自然を思う存分味わえる !ところ。


飲み水はボートで15分のところまで汲みにいくし、夜はキャンドルの灯りで過ごします。そんな中、みんなが一番楽しみにしているのが、、


サウナ!!! やっぱり★ 日中薪で何時間もサウナを温めておいて 、夕方頃からビール片手に入りはじめます。上の写真がサウナの小屋で、そこで体が温まったら

 
目の前に広がる湖へダイブ!!!(もちろん素っ裸!!!)湖で仰向けになってポツンと浮いていると周りに広がる見渡す限りの森と青空を前に自分がちっぽけなアメンボになったみたいな気分になります。サウナ→湖→ビール,,,これを何回も何回も繰り返して 、その間皆で色々な話をしながらゆっくとした時間を過ごします。

夜はみんなでザリガニパーティー!!



もともとスウェーデンの習慣らしいザリガニパーティー。しかもちょっとリッチなお宅でしか行われないらしくほぼみんな初めてのザリガニ。唯一食べ方を知っていた Iida にみんな食べ方を教わりながら、そしてもちろんウォッカをガンガン!笑 飲みながら、歌いながら、楽しい夕飯の時間はあっという間でした。

8月の半ばというと、フィンランドではもう夏の終わり。夏の終わりは、サマーコテージのシーズンの終わりでもあります。この楽しみはまた来年までお預け。

またみんなで来ようね★


2012/09/11

Suomi 1A


今日からヘルシンキ大学にてフィンランド語を習いに行ってきます!なんとも言えないこの教科書のイラスト!ちょっと怖いけど妙に惹かれます。言語よりもイラストが気になって仕方ない私ですが、なんとかがんばってきます。

”moi ”(こんにちは)”moi moi "(さようなら)

これより先に進まなくては!!


2012/09/10

フィンランド生活


フィンランドに住むことになりました!森と湖と、愉快な仲間たちに囲まれた毎日の生活を少しずつ記録していこうと思っています。よろしくお願いします★