2015/06/29

移し色


アフリカに行くぞ、


と決まった時からイメージしていたのは


ゾウとライオンとシマウマに笑


黒人のパフフルで色鮮やかな文化と、


眩しいほどの太陽と乾燥した大地!


(単純すぎ、、、)




でもここはケープタウン、


アフリカアフリカ、っていうけれど、


まるでヨーロッパにいるみたい。


気候は地中海性気候でワインが採れる。


多くの白人が住み


ヨーロッパの文化がグイッと根付いてる。


お洒落なカフェやレストランは


ヘルシンキよりもたくさんあるし、


芝生の広がる公園や砂浜のビーチが美しい。


海沿いに広がるリゾート地にはびっしりと豪邸が立ち並び


その前をピカピカのオープンカーがびゅーんと走り去る。


道にはヤシの木が並び、ハイビスカスやアロエの花が咲いていて


ここは本当にアフリカなのか、と感じる。




逆に、あぁ今アフリカに居るなって思うのは


歌いながら踊りながら仕事をするスーパーの店員さんや


市場の色鮮やかな布や雑貨を見たとき。


それと、陽気なタクシー運転手さんの


アフリカなまりの英語を聞いたとき。




日常では感じることの難しい


私達のまだ見ていない南アフリカがあって


違う一面もちゃんと見なくてはと思った。


ケープタウンの違った側面、


「タウンシップ」を覗いてきたお話は


次回へつづく。




※移し色...移し花で染めた明るい青色のこと。










2015/06/19

白・黒


先週末、ケープタウンにずんっとそびえ立つ


テーブルマウンテンへ登ってきた。




岩が剥き出し、その下には街が広がる。




雲が出るとあっという間に強い雨が降って


すぐ止んで太陽が照らして、


雄大な自然のすぐ向こうには


大都市が広がっている。




ケープタウンには対極なものが混ざって共存している、


というのをツアーの中で聞いた。


自然、人々、街、、、


本当に多種多様で、


今まで感じなかった


何か複雑なものが


この国にはあるような気がする。














2015/06/12

漆黒


夜明け前


階段の手すりに


ずらっと並んだ鳥たちの大合唱。


毎朝の


目覚まし時計。





テラスで仕事。

右から左に動く太陽に合わせて

私は左から右へ。

波の音はBGM。



夕方

近所のカフェへ

色んな人種の人々が次々に行き交う

日本から

随分遠くに来たもんだ





停電の知らせは

iphoneへ。

エレベーターは使わないし

夕食の支度はあきらめる。

キャンドル灯して

南アフリカワインを片手に

大都市に浮かぶ天の川に乾杯。



明日はどんな発見があるかしら。




おやすみなさい!




※漆黒...黒漆塗りの漆器のように、つややかな黒色















2015/06/07

翡翠色


初めての週末


近所を少し歩くと


見たことのない巨大植物があちこちに現れる




金の卵がおっこちてきそうなサボテンの木




へそ曲がりなのは山から吹き下ろす風のせい?




それにしても気持ちのよい景色はどこまでも続く




そしてこの日は世界でも有名な植物園の1つ


Kirstenbosch Garden へ










テーブルマウンテンはすぐ目の前


もうね


溜め息しかでない


あちこちに飛び交う知らない鳥の鳴き声


視線をくぎづけにさせられる植物たち


遠くに広がる広大な景色


耳を澄まさなくても


目を見張らなくても


向こうから


香りが


音色が


飛び込んでくる




なんだかすごい


自然のパワーのみなぎるところ


ワクワクする




明日は街へ出掛けます



※翡翠色...青緑から黄緑にわたる幅広い緑色。カワセミの羽の色。


2015/06/05

パッションオレンジ


一生に一度は


海の見える家に住みたいと思ってた


一生に一度は


山の麓に住みたいと思ってた





それが一度にかなったのは


ヘルシンキから南の南のさきっちょ


ペンギンとライオンがいる国


太陽が右から左へ動く国


知らない星座が空一面に輝く国




家に着くとヤッコが用意してくれていたのは


フルーツたくさんの元気の出るサラダ


オレンジが


パパイヤが


今までに食べたことのないくらい


濃厚でみずみずしい




一日目。


家の近所の大きなスーパーまで


ドキドキしながら一人で散歩


この辺りはとても安全で


白人のおばあちゃんや若い女性も


一人で出歩いている


それでも


どこの家やお店の前にも


鉄の柵が付いているのを見ると


早足せずにはいられない




こんな奇麗な色のワンピース


私も着たいなあ





野菜はタッチパネルの機械で量り売り


お店のお兄さんが親切にやり方を教えてくれた




キャンディーみたいなパッケージの

ソーセージ




巨大なオレンジジュース




おしゃれなパン屋さん


試食をつまんだけど


美味しかった






もちろんお寿司もある


なんだか想像以上に大きな街。


これから2ヶ月、どうぞよろしくね


ケープタウン!!!




















2015/06/02

萌黄色


みずみずしくて


透き通るような


森の空気。


思い切りたくさん


胸にたくわえて。










明日からしばらく


ヘルシンキから南へ


うんとまっすぐ下りた


港町へ行って来ます。



夏さん、さようなら★






※萌葱色...強い黄緑。春の萌え出る若葉の色。