2012/12/30

Hyvää Joulua!


メリークリスマス!

サンタは今年大忙しだったようです。忙しくって、、と23日の夜、家にプレゼントを届けに来てくれました。”フィンランドはサンタの街から近いから24日のうちにプレゼントをもらえる!”とは聞いていましたがこれはびっくり!サンタにも色々事情があるのですね★ 
  
フィンランドのクリスマスは日本でいうお正月。家族でのんびり夕飯を囲んでプレゼントを渡したりゲームをしたり。1年の内で家族皆が集まる特別な日です。


今年はJaakkoの実家でこんな素敵な夕飯をいただきました。スモークサーモンや白身魚のクリームソース掛け、ニシンの薫製にカニのタルタル、、写真は前菜でこの後巨大な豚の自家製ハムに4種類のキャセロールが続きます。ゆっくりゆっくりワインと会話を楽しみながら、お腹パンパンになるまでいただきました。

こちらではクリスマスの雰囲気が1月中頃まで続きますが、日本人の私はやっぱり、そろそろ年末の支度をしなくっちゃ!と1人でそわそわしています。






2012/12/22

ユヴァスキュラ

冬至です。おひさまを何日も見ていなかったことに気づきました。おひさま、かろうじて昇ってくれてはいるのに雲さんが邪魔をしてるのですね、、雲の隙間に一瞬でも青空が見えた時の感動ったら!そんな今日はヘルシンキから電車で3時間ほど行った所にあるユヴァスキュラという町へ行ってきました。お目当てはこちら。


入り口のハンドルがかわいらしいここはフィンランド工芸博物館。織物や染め物、編み物など、昔のフィンランドのテキスタイルを中心とした展示が行われています。とってもとっても小さな展示ですが、ひとつひとつ素朴でぬくもりがあります。


 フィンランドの工芸品と言っても日本の伝統工芸とは違い、もっと家庭的で誰もが作れるようなものばかりです。貧しかったフィンランドでの物作りは長い冬を乗り越えるための知恵だったのかもしれません。織り機はおばあさんの世代まで皆持っていたようですが今ではあまり見かけません。でも編み物は今でもみんな大好きで、電車のなか、駅での待ち合わせの間、それに授業中なんかにも編んでいる人を見かけます。毛糸のザックリした手袋や帽子やニット、こちらでは子供から若者、スーツ姿のおじさまからお年寄りまでみんな着ています。毛糸の手作り小物は寒い冬の必需品です。

ユヴァスキュラはこの日、マイナス16度。ヘルシンキよりもうんと寒かった。ぬくぬく温かそうなニットを横目に博物館を出ると、外には元気な子供たち。ざっくりニット帽をしっかりかぶれば寒さなんて怖いものなしね!





2012/12/17

ヒンメリ



少しずつヒンメリを作っています。

ヒンメリとは、1150年頃に誕生したフィンランドの伝統装飾。
12月下旬に行う太陽神の誕生祭や収穫祭の飾り物として長らく用いられてきました。
麦藁に紐を通して形を作り、それを組み合わせてモビールのようなオブジェを作ります。

http://www.kaspaikka.fi/video/himmeli/
↑こんなふうになります。

キャンドルの灯りでヒンメリを作っていたら、なんだかすごく昔にタイムスリップしたような気分でした。




2012/12/01

ふぶき


大雪が降りました!1日のうちにこんなに!!もちろんこんな日は張り切って外に出かけます。このうねる様な雪のつもり方、とってもきれいでしょ?でもすごかったのです。


ブリザード!!この写真で伝わるかしら?この日は風速29mの記録的な強風だったとか。乾燥した雪が容赦なく顔に突進してきてもう目も開けられないくらい。子供は外でわんわん泣いてるし、お年寄りは1歩前に進むもの一苦労。雪だるまのマフラーも気のせいか飛んで行きそう、、


こんな日は、いくら金曜日の夜を待ち遠しく思っていたフィンランド人も、家でおとなしく過ごします。あんまり寒かったのと、一気に冬がやってきたのと。今年もあのお酒を開けました。


GLÖGI/グロギー★赤ワインとラム酒に、シナモンの香りがついた、あまーいホットワイン。アーモンドとレーズンを入れていただきます。今年ももう、この季節。

窓の外はまだまだふぶきで真っ白。それでもこの季節はなんだかポカポカしています。


2012/11/18

冬の香り


街のなかに小さな冬を見つけました。

もっともっと寒くならないかな。

まっしろな、息が凍りつくような、凛とした街が、待ち遠しい。


2012/11/17

すけるとん


何年ぶりだろう、立体の作品つくるの。

このこはこの後めちゃくちゃカラフルにしてあげるんだ★ はやく色付けたいな!


2012/11/13

今晩の主役


 じゃーん!


じゃーん!じゃーん!!

この間ヘルシンキに遊びに来てくれたひろののお友達、まりりんが日本から送ってくれました!それに合わせて和食!と思い、豚汁もなんとか作ってみました。あやうくフィンランド語を読み間違えて牛汁になるところでしたが笑、なんとか、スーパーにいた親切なおばあちゃんに助けられ、無事豚汁を食べることができました。

陶芸家の友達が作ってくれたお茶碗と、母が日本から持って来てくれた新潟の新米と、まりりんからの贈り物。とっても贅沢な夕飯でした。やっぱり和食は格別です★




2012/11/11

元気娘たち★


ヘルシンキの初雪と一緒に、日本からお客様がやってきました。高校時代、一緒にはしゃぎまわった親友ひろのと、ひろののお友達、まりりん。2人とも今は東京の病院で日々大忙しな女医さんです。忙しい合間をぬってはるばる遊びに来てくれました。


「何が見たい?」の問いに「ムーミンとオーロラ♥」と即答してくれたひろの。あんまりにも嬉しそうだったので、ムーミンワールドは夏しか開いてないなんて、オーロラはヘルシンキでは見られないなんて、、、、もちろんひみつ★ それでも、かわいいものに目がない2人はきっと喜んでくれるはず、と思ってヘルシンキ観光を一通り済ませた2人をPorvooという小さな古い街へ案内しました。


Porvoo は、川沿いに小さな古くてかわいいお家がぽつんぽつんと並んでいて、なんだか童話に出てきそうな、小人が住んでいそうなそんな街です。この日は昨晩降った雪のせいで一面真っ白。赤い家の上に白い雪がのっかって、街全体がクリスマスのジンジャークッキーみたい。そんな中地図も何にも持たずに来てしまって、雪のなか途方に暮れていた私達を暖かく出迎えてくれたのは、小さなアトリエのオーナーさんでした。ショーウィンドウに飾られたかわいらしい作品につられて偶然入ったそのアトリエで、お薦めの見所、お気に入りのcafe、今日開催しているクラフトの出店のこと、、、この街の魅力をいっぺんに教えていただいてしまいました。フィンランド人ってシャイで一見ムスッとして見えるんだけど笑、話しかけるとみんなびっくりするくらい人懐っこくてあたたかい。



教えてもらった通りのお店を早速のぞいてみると、そのなかはどれも手作りの素朴なかわいらしい物ばかり。どれもこれも味わいがあって、私達目がキラキラしてしてた。特にひろの!マリメッコのセールでもムーミンショップでも控えめだったのに、Porvoo の手作りの小物たちを見て大興奮。made in Finland の手作りの洋服にジャムにチョコレート、どれも手にすると店員さんの笑顔が浮かんできそうな、そんなものばかりお買い物してた。そういえば、ひろのが日本から持って来てくれた最中やかりんとうなんかのお土産は、おばあちゃんと一緒にスーパーで選んで買って来てくれたって言っていたのを急に思い出して、なんだかひろのらしいなと思った。


 途中入ったアトリエのオーナーさんイチオシのcafeは、アンティークの家具と食器、手作りのパンやケーキが並んでいて、絵画の中のワンシーンのようなお店。まりりんが頼んだパイの中身はまるで鮭のおにぎり!だったけれど、こんなお店が近くにあったら毎日新聞片手にふらっと入りたいな、なんて。


 街のあちこちがかわいくて、あっちをのぞいてこっちをのぞいて写真を撮って。随分時間が経ったと思ったら数件先にしか進んでいなかった。東京に帰ったらきっと全速力で走り続けてるような生活の2人にとって、もしかしたらフィンランドは退屈なんじゃないかなって最初は少し心配してたけど、2人ともすっかりフィンランドを気に入ってくれたみたい。

楽しい時間はあっという間。2人の滞在もあっという間に過ぎてしまった。
 








今度はぜひムーミンとオーロラを見に★ またいつでも来てね!
















2012/11/07

おおきなまど


引っ越しました。

こんなに空が広い!

遠くにはためく旗を見ながら、
太陽の日差しに目を細めながら、

いつもの朝食がすごくおいしかった。







2012/10/18

懐かしの味

母がヘルシンキ滞在中、ぜひぜひおねだりしたいことがありました。

”料理好きな母が昔良く作ってくれた、あのロールパンをぜひもう一度食べたい♥”

実は先月、パンというものを焼いてみました。Jaakkoも私も生まれてはじめてのこと。パン粉の袋に書いてあるものすごく大雑把なレシピを見て、なんだ意外と簡単だね!と言いながら作ったら食べた瞬間私とjaakkoの口から同時に出た言葉は「石みたい」by 私「木みたい」by Jaakko。そう、だから外はカリッと中はふわふわな母のロールパンを伝授してもらわなくっちゃと思いつきました。

パンは100回こねるのが大事!とのこと。こねるというよりおもいっきり台にたたきつけます。これはよく覚えてる。私が小さい頃よく台所からバンバンとものすごい音がしてびっくりしたのを覚えています。それから発酵をしっかりさせること!お腹が空いていてもしっかり膨らむまで待たないといけないんですね。

そしてそして、ロールパンの完成!


これこれ!小さい頃、このパンの端っこから穴を空けて中のフワフワな部分をほじくってそこにたまごを詰めて食べるのが大好きでした。これぞ、パン!自分が作った訳ではないのにJaakkoも私も大満足です。

その後も母の料理教室は続きます。


デザートもやっぱり食べたい!洋梨のタルトも作ってくれました。これも昔、我が家でよく食べたなあ。おいしいんだ。

出来たてのパンはサーモンスープと一緒にいただきました。 外のレストランで食べるご飯もいいけれど、やっぱり家の味が一番!心も体もポカポカになりました。

ちゃんと伝授してもらったから、次はぜひ私に作ってね Jaakko♪









2012/10/14

さんぽ


先週、ヘルシンキに母が来ていました! 新潟佐渡の新米、芋焼酎はもちろん笑、私の頼んだ面倒な画材やお土産なんかをスーツケースにたっぷり詰めて、はるばる日本から来てくれました。さーて、1週間のフィンランドツアーのはじまりです。

来て次の日、今までずっと雨だったり曇ったりだったヘルシンキに、スカッと青空が広がりました。最高のお散歩日和です。ヘルシンキはとっても小さな町だから観光地巡りは1日あれば十分。それより街の中の公園や海岸線なんかをのんびり景色を楽しみながら歩くのが最高の贅沢なんです。


今は紅葉の真っ盛り。街のあちこちで真っ黄色/真っ赤に染まった木々を目にします。植物が大好きで、植物博士に昔なりたいと思っていたという母は、この国の植物が気になって仕方ない様子。どうして紫陽花がまだ咲いているのかな、松の木がどうしてここに生えているのかな、あのベランダの花は夜の間部屋にしまうのかな、、普段おいしそうな木の実を見てそれが食べられるかどうかばかり気にしている私にはとても答えられない質問でしたが、でもこの国にいたらそのうち植物に詳しくなるのかもしれないな。

そんなことを考えながら、
 ヘルシンキのセントラルパークの森を、、、


南に広がる海岸線沿いを、、、
 

休むことなくひたすら歩く!!!

気持ちはのんびり歩きなのですが、実はそれは夏の間だけ。冬に近くなると、みんなの歩く早さはどんどんスピードアップします。だってせっせと歩かないと寒くていられないのだもの。この日みたいに風が冷たい時は、せっせと歩かなくっちゃ。

そんなこんなで我が家に着いたのは夕方遅く。朝からよく歩いたー、、と思ってさて何処をどうやって歩いたか調べてみました。なんと!今日のお散歩、合計20km!

こんな散歩に付き合ってくれた元気な母に感謝★


散歩の後は、母がフィンランドのおしいいサーモンで和食を作ってくれました。久々の母ご飯はやっぱりおいしい。これだけ歩いた後だから私もJaakkoもペロっといただきました。

今日はぐっすり、おやすみなさい!